フッ素で虫歯予防

投稿日:2022年5月27日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。歯科衛生士のたじまです。
GWも終わり、4月からの新生活で疲れの出てくる方も多いかと思います。
季節の変わり目、暑い夏に向けて、体調管理に気をつけていきたいところです。

うちの娘の学校では、6月の虫歯予防週間の頃から、フッ化物洗口を行っていて、
そのお手紙が届きました。
皆さん、フッ素という言葉は耳にしたことがあると思います。フッ化物、
とは、フッ素の入った薬剤のことです。

一般的には、歯磨剤にフッ素が配合されていることで周知されているかと
思います。
現在日本で売られている歯磨剤には、最大で、1450ppmというフッ素の
濃度が、国で認められています。

歯科医院では、フッ化物塗布を行なっています。
歯科医院で使われているフッ化物のフッ素濃度は、9000ppmのものが多いです。
年に3〜4回、継続的に塗布することで、効果があると言われています。
特に、生えたての歯は、反応性が高く、フッ素の取り込み量が大きいので、
子供の頃から継続的に塗布することで、虫歯になりにくい歯を作ります。

学校や幼稚園など、集団で出来るのが、フッ化物洗口です。
フッ化物洗口には、毎日法と週一回法があり、それぞれフッ素の濃度が
異なります。毎日法では、比較的フッ素濃度は低く、450ppmの物が
多いです。週一回法では、フッ素濃度は900ppmの物が多く使われます。

フッ素濃度に差があるのは、安全性の観点からです。やはり、お薬なので、
体に害がないのかと気になる方もいると思いますが、厚生労働省や
日本歯科医師会などで認められている薬剤なので、用法、用量を
守っていただければ問題ありません。

一度に沢山のフッ素を使うことよりも、継続的に使用することが、
より効果的と言われています。

フッ化物洗口は、集団で行われるだけではなく、歯科医院でも洗口剤の
取り扱いはあるので、興味のある方は是非お声がけください。

未だ続くマスク生活、マスクの下での口の中の環境を整えて、快適な
生活を心がけていきましょう。

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