眠気がとれない方へ

投稿日:2023年2月10日

カテゴリ:スタッフブログ

寒い日が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
歯科医師の鈴木です。
こんな時は少しでも布団の中で過ごし睡眠時間を多くとりたいですよね。

ところで、しっかり寝たはずなのに身体がだるい、眠気が残っていることは
ないでしょうか。
人によっては睡眠の質を下げる、ある要因が関わっているかもしれません。

そこで、睡眠の質を下げる原因のうちの一つ、睡眠時無呼吸症候群(SAS)
についてお話していこうと思います。

睡眠時無呼吸症候群とは寝ている間の呼吸が浅くなったり、
時には止まったりを繰り返す病気のことをいいます。
これにより睡眠の質を下げるだけでなく、高血圧や心筋梗塞、脳卒中との
関連も言われています。

いびきがうるさい、寝ている間に呼吸が止まっていると言われたことは
ないでしょうか。
そんな方は是非一度、睡眠時無呼吸症外来または睡眠時無呼吸症候群を
取り扱う耳鼻科を受診してみてください。

では、睡眠時無呼吸症候群と診断されてしまったらどんな治療があるのか
紹介していきます。
治療には大きく分けて2つあります。

症状が軽い場合には、歯科で取り扱うマウスピースを使った方法があります。
これはマウスピースを使って細くなった気道を広げる方法になります。
この方法で違和感や痛みが出ない場合は非常に手軽で持ち運びも簡単で
旅行先にも持っていけます。
症状が重い場合は、C-PAPという機械を使った方法になります。
これは空気を直接送り込むことにより呼吸の補助をしてくれるものです。
マウスピースに比べて大きくなりますが睡眠の質にはかえられません。

それでは、根本的に治す方法はないのか。予防することはできないのか。
生活習慣を変えることで軽減することはできます。

まずは肥満と喫煙です。
これは空気の通り道である気道をそれぞれ脂肪、炎症で細くする働きをします。
健康的な生活を心がけてください。
次に過度の飲酒と睡眠薬です。
全ての人、薬に当てはまるものではないですが、一部には気道の筋肉を
弛緩させることにより呼吸に影響を与えます。
アルコールと睡眠薬の併用は避けましょう。

今回紹介したのは一部ですので、心配な方は医師、歯科医師に
一度ご相談してみてはいかがでしょうか。

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