口腔機能低下症について

投稿日:2024年11月25日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは、歯科衛生士の江崎です。
11月に入り、寒さを感じるようになってきました。
日中は暖かい日もあり寒暖差があるので、体調管理に気をつけたいですね。

今回は口腔機能低下症についてお話しします。
口腔機能低下とは、咀嚼、嚥下、唾液分泌などの機能が
低下している状態のことをいいます。

口腔機能の衰えは、体の衰えに関係しているといわれています。
最近では、20本以上の歯を保有する方が増えてきました。
ですが、歯が残っていたとしても、舌の力や唾液量など
お口の機能が低下してくると、食事がうまくとれないことがあります。
かたいものが噛めない、むせや食べこぼし、お口が乾く、
滑舌が悪い、など、お口の機能の衰えのことをオーラルフレイルといいます。

オーラルフレイルが積み重なると、咀嚼障害や摂食嚥下障害などの
口腔の機能障害を引き起こし、そして、低栄養や、筋力・身体能力の
低下などが起こり、全身の衰え、要介護などにつながっていくのです。

平均寿命と健康寿命(健康で自立した生活が送れる期間)には
約10年ほどの差があるといわれています。
できるだけ健康寿命をのばしたいですよね。
お口の健康がこの先の健康寿命に関わってきますので、
お口の機能低下を重症化させないために予防管理をすることが
大切になってきます。

歯科では口腔機能低下症の検査が受けられます。
検査項目は以下の7つです。
・口腔衛生状態不良
・口腔乾燥
・咬合力低下
・舌口唇運動機能低下
・低舌圧
・咀嚼機能低下
・嚥下機能低下

基準に該当すると、口腔機能低下症と診断されます。
診断された場合は、機能訓練などの指導があり、管理していくことになります。
検査の詳しい内容は次回から順番にご説明していきます。

気になる症状のある方はご相談ください。

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