口腔機能低下症の検査項目②

投稿日:2024年12月27日

カテゴリ:スタッフブログ 未分類

 こんにちは。歯科衛生士の飯島です。
気温もいちだんと下がりすっかり冬らしくなってきましたね。
寒さや乾燥などで体調を崩さないように気を付けてお過ごしください。

今回は口腔機能低下症の検査項目の2つ目、口腔粘膜湿潤度について
お話します。
口腔粘膜湿潤度とは、お口の中がどれくらい唾液で潤っているかを調べるものです。
当院では、口腔水分計ムーカスを使用し約二秒ほどで測定することができます。

正常:29.6以上
境界域:28.0~29.5まで
乾燥:27.9以下       と評価します。

お口の中が乾燥の状態(ドライマウス)が続くと、虫歯・歯周病を
憎悪させたり、摂食の嚥下障害による誤嚥性肺炎・舌痛症・味覚異常・
カンジダ症を誘発するなど、お口の中の環境に悪影響を及ぼします。
さらに、口腔内の免疫力低下による感染症の罹患など、全身にも
悪影響を及ぼします。

口腔乾燥の原因は、加齢・ストレス・口呼吸などによる唾液量の減少、
特定の薬の副作用やシェーグレン症候群などがあります。
さらには、糖尿病の典型的な症状でもあります。

口腔乾燥の対策は
・こまめな水分補給(お口をゆすぐ程度でも効果があります)
・食事の際はよく噛むことで唾液の分泌を活性化させる
・唾液腺マッサージを行う
・マウスジェルなどによる保湿    があります。
また、喫煙や過度なアルコール摂取は口腔乾燥を悪化させるため
控えることをお勧めします。
是非、実践してみてください。

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