治療の流れ(ホリスティック歯科医療)
ホリスティック歯科(全人的歯科医療)
須藤歯科医院は、ホリスティック歯科(全人的歯科医療)を目指し実践する歯科医院です。ホリスティックとは、ホリスティック(Holistic)という言葉は、ギリシャ語で「全体性」を意味する「ホロス(holos)」を語源としています。 そこから派生した言葉には、whole(全体)、heal(癒す)、health(健康)があり、健康-health-という言葉自体がもともと「全体」に根ざしています。
ホリスティック歯科医療とは
健康な状態、病気の状態に関係なく、人間の「からだ」というものは、常に全体的にとらえる必要があります。その「全体的」というのは、あくまで「身体」だけというわけではありません。
歯がズキズキと痛む、歯ぐき晴れて違和感がある・・・それは、歯や歯の周辺組織の病気である可能性が高いわけですが、それだけではありません。
歯が痛くなる、歯ぐきが腫れるような「生活習慣」であったり、仕事が多忙できちんと歯みがきができない背景があったのかもしれません。
または、その方に、「歯を大切に管理しよう」という考え自体がそもそも無かったことが原因かもしれませんし、もともとリスクの高い口腔内の特性・体質をお持ちであったかもしれません。
ホリスティック歯科を説いたリンゼイ・D・パンキー先生のフィロソフィー(哲学)は
「歯は老化で失うのではなく、他の臓器と同じように一生涯命と共にあるべきである。」
「患者さんの利益を優先し患者さんのQOLに貢献する」
「歯が勝手に歩いて診療所にくる事はない」
私たち歯科医師は健康を作る援助者なのです。
そのためにも歯科医師は健康を創るすばらしい「手」と人間をみる歯科医師として、人と全人間的に関わることが必要であるといった考えになります。
須藤歯科医院 歯科臨床哲学
- 患者が健康な歯で幸せな生涯を過ごせる様最善の奉仕を行う
- 良心的な対人関係を作る様努力する
- 完全な検査を行うその結果を患者に報告する責任を有す
- 治療計画をたて患者が最も利益となる治療をすすめる
- 治療内容は最高の質に限る
- 唯一最善の治療計画をたてる
- いかなる理由があっても患者の理解が先決である、充分な理解がなければ治療をすすめてはならない
- 患者に自分の歯が一生涯健康に保つたために必要な適正な処置を受ける様動機づける
- 疾病の再発を防ぎ最適健康を守る為に自己責任を啓発し勇気づける
パンキーフィロソフィーの浸透と須藤歯科医院の取り組み
①受付
as the guest
「○○さんですね。お待ちしていました」
自宅に自分のお客さんを迎えるように、親切丁寧に接するように意識しています。
②インタビュー(専用室に案内して)
インタビュールームで聞き手も患者さんも同じ普通の椅子に座ります。 同じ目線で患者さん個人の生活背景や人間性の把握にも努めてお話を伺します。
私たちは一人一人には物語がある(NBM=Narrative Based Medicine)と考えます。医療は本来Narrative(物語的)な性質を持つ疾患を抱える患者さんには、それぞれ固有の物語がありその人、個人にあった治療計画立案が必要です。よく聴き対話を図る事が診断で有益に”語り合う”という行為自体が予防 治療的役割を持つと考えています。
③資料採取
診療ユニットに案内 審査・診断・資料採取(Xray・模型・基本検査)次回本日の診査結果、治療方針を説明することをお伝えして初診は終了します。
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歯周ポケット検査
歯と歯ぐきの間の歯周ポケット検査を行い、歯周病症状のある箇所を特定します。日本人の成人の8割が歯周病を羅患しています。 -
虫歯チェック
虫歯がないか、また、つめ物やかぶせ物の下が二次的な虫歯にかかっていなかなど、すべてくまなく検査します。 -
レントゲン撮影
歯の根っこの病気である根尖病巣や骨の吸収具合など、視診では見えない病巣の診断を行うために、レントゲン撮影を行います。
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口腔内写真撮影(5枚法)
お口のお写真を5つの角度から撮影し、治療前の記録写真として残します。治療後に比較します。 -
上下咬合模型製作
お口の型を取り、お口上下の石膏模型を作成し、3次元的にかみ合わせを診断します。 -
位相差顕微鏡検査
患者様の唾液に含まれる歯周病原因菌を顕微鏡で実際に見て頂きながら歯周病について説明します。
④初診カウンセリング (来院2回目)
口腔内カメラ、位相差顕微鏡で口腔内を共有します。
また、むし歯、歯周病も細菌が原因という事を理解して頂いた上で包括的な治療計画の延べ時時間、期間、費用を提示できるようにしています。
⑤Prevention Program予防プログラム
予防専用フロアーで専門の担当衛生士がマンツーマンで担当します。主にデンタルフロスの習得実行目指し、プロフェショナルケアーを行い、その結果を再評価、担当衛生士のOKにより基礎治療に移行していきます。一方的な情報提供・衛生指導ではなく患者さんの気づきを大切に「患者さん、衛生士歯科医師」三者で最適健康を創り上げることを目的にしています。
⑥基礎治療(抜歯 エンド ペリオ カリエス治療)
予防プログラムと平行して行なうケースもあります。
⑦咬合治療
噛み合わせも全身の健康にかかわる大切な治療になることがあります。
⑧修復治療
必要に応じて、かぶせものや義歯、咬合再構成、審美的な治療を行います。
⑨終了カウンセリング(Post case presentation)
治療Before Afterの写真、レントゲンで口腔内の特に歯肉の変化相互確認をし、患者さん自身の努力を評価して喜びを共有させていただきます。
「この状態を生涯保つことを目標にしましょう」とサプライズのプレセントも。
⑩会員制予防倶楽部「あいしくらぶ」
大人の予防会員制の「あいしくらぶ」に入会していただき、今後のあなたの健康を一緒に管理していきます。
あいしくらぶについてくわしくは「あいしくらぶページ」をご覧ください。