大人の抜歯の4割は虫歯が原因

投稿日:2017年4月21日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。歯科衛生士の石井です。
桜もだんだん散り、気付けば4月は後半になってしまいました。
新年度になり、歯科健診を受けられる方も多いのではありませんか?
そこで今回は発見の難しい「大人の虫歯」についてお話します。

国の調査によると、40歳以上の抜歯の約4割は「虫歯」が原因です。
では「大人の虫歯」とはいったいどんな特徴があるのでしょうか。

①痛みを感じにくい
 乳歯はエナメル質が薄い為虫歯の痛みに敏感です。
 一方永久歯はエナメル質が丈夫で虫歯はできにくいのですが
 内部の神経を守るように象牙質が分厚くなっているため、虫歯が
 できても痛みを感じにくくなります。

②治療した歯が再び虫歯に
 特に多いのが過去に治療した部分の詰め物、被せ物と歯の境目に
 隙間ができ、虫歯になるケースです。
 これを「二次カリエス」と呼びます。

③歯茎の下がってしまった部分は要注意
 加齢や歯周病の進行により、歯茎が下がると元々歯茎に隠れていた
 歯の根元が露出します。この部分はエナメル質におおわれていない
 象牙質というところなので、虫歯になりやすいのです。
 また、歯磨きの時に強い力でゴシゴシ磨くのも歯茎を下げてしまう
 原因のひとつです。

皆さんは「大人の虫歯」どうでしょうか?ご自分では気づきにくい
事ばかりです。一度健診にいらしてみてはいかがでしょうか。

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