小顔体操はお口の中にもメリットがいっぱい !
投稿日:2019年5月31日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。歯科衛生士の石橋です。
大型連休が終わり、普段の生活に慣れてきた頃かと思いますが、
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
私事ですが、今年のGWは大型連休だったこともあり、家族と色々な所へ
出かけてたっぷり遊び、美味しいものをたくさんたくさん食べて
連休を満喫しました。
お休みの時ってつい食べ過ぎてしまいますよね。
困ったことに最近その影響がじわじわ出てきました。
お顔や体のいたるところがぷにぷにと…。
慌てて腹筋やスクワットをしてみましたが、普段運動などしていないので
ひどい筋肉痛になり3日坊主どころか1日で挫折してしまいました。
せめて顔だけでも小顔に!と思い調べて見ると、色々な小顔体操が
出てきました。実はこの小顔体操は、見た目の効果だけではなく
お口の中にもメリットがあるってご存知でしたか?
小顔体操は顔の筋トレです。顔には舌を含め様々な筋肉があり、
それらを鍛えることによりリフトアップや浮腫の改善、ほうれい線を
目立たなくする効果があります。
そして筋力がしっかりすることによりリラックスしているときでも
自然に唇を閉じることができます。
唇を閉じるなんて普通!と感じる方もいらっしゃるかと思いますが、
口周りの筋肉である口輪筋が衰えると口を閉じていられなくなるため、
リラックスしている時にポカーンと口が開いてしまい、
口の中が乾燥するようになります。
消化作用、抗菌作用のある唾液が口腔内に行き渡らず、ムシ歯や歯周病、
口腔乾燥症、口臭のリスクが高まります。
睡眠中にも口が開いてしまい舌根が沈下し気道を塞ぐので、
イビキや無呼吸症候群を起こしやすくなります。
さらに、口輪筋の衰えは、口呼吸を誘発します。
鼻呼吸は、取り込む空気の温度や湿度を調節し、呼吸器の乾燥を防ぎ体内に
異物が入るのを防いでくれるのですが、口呼吸ではウイルスや細菌が容易に
体内に侵入できてしまうので病気になりやすくなります。
また、お口周りの小顔体操の中には舌を使った体操も多く見られるのですが、
舌を鍛えると実に多くのメリットがあります。
まず、体操をすることで唾液腺が刺激され唾液の分泌が促進されます。
先ほど唾液が少ないことによるリスクをお伝えしたので、唾液がしっかり
分泌されることがお口の環境を整え虫歯や歯周病の予防に繋がることは
お分かりいただけると思います。
そして、舌を前上方へ引き上げる筋を鍛えることができると、いびきや
睡眠時無呼吸症候群の症状を軽減できます。
咀嚼力が強くなり誤嚥防止につながりますし、円滑に話せるようになります。
具体的な体操の方法は以前こちらのブログでも紹介したことのある
「あいうべ体操」や「ベロ回し」などが効果的です。
「あいうべ体操」
「あー」と口を大きく開きます。
「いー」と口を大きく横に広げます。
「うー」と口を強く前に突き出します。
「ベー」と舌を突き出して下に伸ばします。
1度に行うのは10回程度として、1日30回以上をを目標に毎日続けます。
「ベロ回し」
口を閉じたまま、歯の外側、歯ぐきをなぞるように舌を大きく回します。
1周2~3秒のペースで行いましょう。
左右それぞれ10回ずつ×3セット繰り返していきます。
小顔体操は見た目にもお口の中の中にも良い効果が期待できます。
ぜひ実践してみてはいかがでしょうか。
戸田公園 予防歯科を中心に、審美、入れ歯、インプラントの先進医療まで
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