熱中症予防と虫歯予防

投稿日:2019年8月16日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。歯科衛生士の小川です。

今年は異様に長い梅雨がやっと終わり、一気に夏になりましたね。
梅雨明けは暑さに体が慣れていないため、熱中症になりやすい時期です。
みなさんどうか夏バテ、熱中症には気をつけてお過ごしください。

さて、熱中症にならないようにするためには、
「喉が乾く前にこまめに水分を補給する」というのをよく聞くの
ではないでしょうか。なかでも、スポーツドリンクは塩分や栄養分を
含むため、よく飲むという方も多いと思います。

しかし、スポーツドリンクをこまめに飲むことは、お口の中の虫歯の
リスクが高くなるというデメリットがあるのです。

スポーツドリンクは初期虫歯を引き起こす原因になります。
虫歯はプラークの中の虫歯菌が糖分を摂取し、酸を作って歯を
溶かすことによって起こります。

口の中が酸性に傾くほど歯が溶かされやすくなり、
虫歯になりやすくなります。

 普段は唾液が中和して口の中を中性に戻す役割を果たして
いますが、スポーツドリンクに含まれるクエン酸やアミノ酸などの
酸は口の中を強い酸性にしてしまいます。

例えば、野球やサッカーなどのスポーツをしている子供が、
休憩のたびにスポーツドリンクをがぶがぶ飲んでいると、
口の中は酸性の状態が長く続き虫歯の危険が増えてしまいます。

 また、就寝中は唾液の分泌が少なくなるため、お風呂上がりに
スポーツドリンクを水代わりに飲むこともあるかと思います。
それは良いことですがそのまま寝てしまうのは好ましくありません。

スポーツドリンクを飲んだ後はお茶や麦茶を飲む、あるいは水で
口をゆすぐといった、ちょっとした行動でも虫歯予防につながります。

スポーツドリンクはあくまで「清涼飲料水」です。
糖分とカロリーが多く、飲み過ぎると体に悪影響を及ぼすことを
忘れてはいけません。

 熱中症予防はとっても大切ですが、上記のように少し気を
つけるだけで虫歯予防ができるので、ぜひ実践してみてください。

戸田公園 予防歯科を中心に、審美、入れ歯、インプラントの先進医療まで
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