無意識な食いしばり

投稿日:2020年12月11日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。歯科衛生士の江崎です。
ずいぶん冷える日が増えてきましたね。
寒い外にいると、私は自然に体に力を入れて寒さに耐えていて、その時歯を
食いしばっていることにも気が付きます。
みなさんもそういうことはないでしょうか?

今回は歯列接触癖TCH(Tooth Contacting Habit)についてお話します。
1日のうち、歯が接しているのはどのくらいの時間でしょうか。
実は食事や会話の時くらいで、1日のうち20分程度なのです。

通常口を閉じている状態で歯と歯は接触しないのですが、無意識に
歯が接触している癖のことをTCHといいます。
弱い力でも長時間歯の接触があると、様々な影響が出てきます。

歯の方には知覚過敏、歯周病の悪化、咬合痛、歯の破折などです。
また顎や筋肉にも力が加わるため、顎関節症を発症させたり、さらに頭痛や
肩こりまで引き起こしてしまうこともあります。

TCHは無意識なので、まず気付いて歯を離し顎を動かすようにして
リラックスさせる事が大切です。

改善方法は、何かに集中している時などにTCHがある方も多いので、
目のつくところに”歯をはなす”などと書いたメモを貼っておくなど、
自分で気付いて意識できるようにすることです。
繰り返すことでTCHはなくなってきます。

みなさんも意識してみてください。
気になる症状などがあればご相談くださいね。

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