マスクについて
投稿日:2021年4月26日
カテゴリ:スタッフブログ
花粉症の季節がやってきました。苦労されている方も多いと思います。
いま、花粉症の方もそうでない方もコロナ渦によりマスクが欠かせないのでは
ないでしょうか。各国がマスクの取り扱いに試行錯誤していますが、
今回は理化学研究所 計算科学研究センター 複雑現象統一的解法研究
チームリーダーの坪倉誠氏の研究が載せられている記事をほんの一部
だけ紹介します。
感染予防において、マスクの材質だけではなく正しいつけ方をすることが大切
不織布マスクは性能が高い分、空気抵抗が大きくなり横から漏れてしまい、
性能が70~80%に低下する。
布マスクは性能が低い分、装着しても性能がそれほど落ちない。
不織布マスクには鼻の部分に、ノーズフィッターがある。
金具を鼻に沿って折り曲げずにそのまま装着する「ルーズフィット」では、
飛沫の捕集効率が69%であったのに対して、金具を鼻の形状に沿って変形させて
装着するタイトフィットをすると85%に捕集効率が上がった
二重マスクの効果について不織布マスクをゆるゆるの状態でつけた上に
布やウレタンマスクをつけた場合などでは、1~2割程度の性能向上は
期待できるが、不織布マスク1枚を正しく装着した場合とあまり変わらない。
不織布1枚でフィット装着した上にウレタンマスクをした場合の捕集効率は
89%だが、先に触れたように、不織布1枚でタイトフィットさせれば85%の
捕集効率となり、4%の性能向上でしかない
なお、二重マスクにする場合には、内側に不織布マスクを着けて、
その上にウレタンマスクなどで押さえて、隙間をなくすほうが性能は上がる。
性能がいいものを隙間なく、密着させるのがいい。
あまり性能を追い求めてしまうと、上の表にもあるように通気性が落ち
息苦しくなってしまい、さらには横から漏れを生じます。
性能の良いものでも、使い方を間違えると効果が得られません。
是非参考にしてみてください。
皆でこのつらい時期をのりきりましょう。
■ 他の記事を読む■