フッ素について

こんにちは。歯科衛生士の平崎です。

朝が涼しくなり、金木犀の香りもして秋めいてきましたね。
気温の変化による体調不良には気をつけてすごしたいですね。

さて、今回はフッ素についてお話ししたいと思います。
フッ素が虫歯の予防に有効であることはご存知の方も多いかと思います。
では、なぜフッ素は虫歯を予防するのでしょうか？

虫歯の”歯が溶ける”と言うのは、細菌が作り出す酸と歯を歯を
構成しているアルカリ性のミネラルが混って起こる中和反応なのです。
つまり歯が酸に溶けると言うのは宿命的といえます。
虫歯を作らないためには、最近の数を減らし、酸を減らすことが
一番効果的です。

それに加えて、手助けしてくれるのがフッ素です。
フッ素は溶け出してしまったミネラルを歯の中に取り戻す作用があるのです。
“再石灰化”と言います。

再石灰化にはフッ素の濃度と滞留時間が重要です。時間をかけるほど
再石灰化しやすくなります。
なので、毎日フッ素配合歯磨剤や洗口剤を使用することで、虫歯予防の
効果を得ることができます。

また、歯科医院にて定期的に濃度の濃いフッ素を塗布すると長期間に
渡って低濃度のフッ素が除法されるため、ホームケアと合わせると
さらに高い効果が期待できます！

このようにフッ素は虫歯から歯を守ってくれますが、時間とともに
お口の中から失われていくのでできるだけ毎日、または定期的に
フッ素を取り入れてみると効果的です。

フッ素には歯磨剤、ジェル、泡、洗口剤などたくさん種類があります。
自分にあったものをお探しの方は、ぜひご相談くださいね。

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