お口開いてませんか?
投稿日:2024年7月1日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。歯科助手の黒須です。まだ夏前だと言うのに真夏のような暑さが早くも繰り返されています。水分補給をしつつ熱中症にご注意ください。
最近TVでお口をポカーンと開いているお子さんが多いと見ました。このお口のポカーンは口唇閉鎖不全という病名がつきます。お口を閉じられない理由はいくつかあります。
①鼻炎などで口呼吸。
②歯並びが悪くて(出っ歯など)
③舌が正しい位置に置けていない。舌癖がある。
④お口周りの筋力が弱い。
などがあげられます。
また、このことが原因でいろいろなリスクを生じます。
まず、口呼吸により口の中が乾き、唾液の分泌が悪くなり口臭がでる。虫歯のリスク、歯周病のリスクがあがる。舌が正しい位置に置けていないため(本来は上の前歯の裏のポコッとした歯肉の所)下に舌がいってしまい、歯が押し出され反対咬合になり、歯並びが悪くなる。口周りの筋力が衰えると顔貌が歪んだりするなど、いろいろなリスクを生じます。
セルフケアとして、唾液の分泌をうながすなら、日常的によく物を咬むこと。そして、耳下腺、顎下腺、舌下腺をマッサージすること。
口周りの筋力体操には「あー」「いー」「うー」「べー」体操。ゆっくり、大きなお口であーいーうー。最後にべーは舌を下にだしながら。これを10回。1日3セット目安にするとよいそうです。
また、歯科ではお口周りの筋力を鍛える装置も導入したりしているところもあります。
お子さんがお口が閉じられないなぁーと感じたら1度歯医者さんに来て相談してみてください。
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