口腔機能低下症の検査項目③
投稿日:2025年1月10日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。受付の嶋田です。
新年、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
今回は、口腔機能低下症の検査項目の3つ目の咬合力低下症について
お話します。
咬合力低下症とは、上下の歯で強く噛むときの力が低下する状態のことを
いいます。
咬合力低下症と診断されるには2つの検査方法があります。
1つ目が咬合圧検査専用の感圧フィルムを用いて上下の歯が嚙み合う位置で
3秒間噛みしめたときの歯列全体の咬合力を計測します。
義歯を装置している方は、装置した状態で計測します。
咬合力が200N未満を咬合力低下症に該当します。
2つ目が残存歯の本数を数える方法で20本以下が咬合力低下症と診断されます。
咬合力が低下すると唾液の分泌量が減りお口の中が乾燥することで虫歯や歯周病
が進行しやすくなります。また口臭がするようになります。
さらに噛み応えのある食事がしにくくなるので栄養が偏り誤嚥性肺炎のリスクや
その他の全身疾患になるリスクも増加します。
咬合力低下症になる原因は、虫歯などで歯冠の状態が変わることや歯周病で歯が
グラグラしてしまい最終的には抜けたままの状態を放置していることが考えられ
ます。顎の筋力の衰えも関係しています。
その対策として、
・むし歯や歯周病を治療し健康な歯を保ちましょう。
・歯ごたえのあるものを食べるようにしましょう。
・義歯装置している方は、咬み合わせが合っているか歯科医院で調整しましょう。
・歯並びによる咬み合わせが悪い方は矯正を検討しましょう。
・顎の筋肉が衰えないためのトレーニングとして、奥歯をぐっと噛みしめて
カチカチと軽く咬み合わせることを1日10回行いましょう。
なるべく自分の歯でおいしく食事ができるように日頃のケアから
気を付けていきましょう。
戸田公園 予防歯科を中心に、審美、入れ歯、インプラントの先進医療まで
丁寧なカウンセリングを大切にする街の歯医者さん「須藤歯科医院」
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