口腔機能低下症の検査項目④
こんにちは 歯科衛生士の松波です。
まだ寒い日が続きますね、体調には気を付けて過ごしたいですね
今回は口腔機能低下症の項目4つ目の舌口唇運動機能低下についてお話します。
舌口唇機能低下症とは、加齢や病気が原因となり脳神経系の機能やお口周りの
筋肉の機能低下が生じた結果、舌や口唇の運動において速さ、動かせる範囲
巧緻性などが低下してしまいます。
舌や口唇機能低下すると
・食べこぼしや飲みこぼしが多くなる
・滑舌が悪くなる
・食べ物や飲み物を喉まで送り込む力がなくなる
舌、口唇の運動機能を評価する検査に「オーラルディアドコキネシス」という
ものがあります。
オーラルディアドコキネシスとは「パ」「タ」「カ」の言葉をそれぞれ5秒間での
発音回数を計測する。パタカのいずれかの1秒当たりの回数が6回未満を舌口唇機能低下とします。
義歯装着者は義歯を装着した状態で測定します。
正常値は
「パ」6.4回/秒
「タ」6.1回/秒
「カ」5.7回/秒 と評価します。
舌口唇機能低下の予防するトレーニングがあります。
発音訓練で滑舌よく発音したり、なるべくはやく発音する訓練を組み合わせて
行うことで滑舌の向上につながります。
パタカラ体操 発音、発語、飲み込みのトレーニングを紹介します。
「パ」効果 唇の開け閉めする力を強くします。
「んパッ」と大きく破裂するように
「タ」効果 舌の先の力を強くします。
強く「タッタッタッタ」
「カ」効果 舌の奥の力を強くします。
舌の根元を喉に押し付けるように。
「ラ」効果 舌を巻く力を強くします。
舌をしっかり巻いて。
1日2セットを「パパパパ・タタタタ・カカカカ・ララララ」を10回と
「パタカラ」を5回目安に行いましょう。
是非実践してみてくださいね。
戸田公園 予防歯科を中心に、審美、入れ歯、インプラントの先進医療まで
丁寧なカウンセリングを大切にする街の歯医者さん「須藤歯科医院」
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